COBOLpedia β版

「abort」とは?

・異常終了。テーブル指標の不正値でテーブルを操作した時、数値項目計算時0除算等で計算不能になるとシステムは処理を異常終了(強制終了)させる。ABEND(アベンド:アブノーマルエンド)とも言う。

「ACCEPT」とは?

・小入力。少量データを指定されたデータ項目へ格納する。※システム日付や時刻を取得する時に、使用されるケースが多い。

「ACCESS」とは?

・呼出し方法。ファイルの呼出方法を指定する。順呼出、乱呼出、動的呼出の各呼出の指定時に使用する。

「AFTER」とは?

・行送りした後で印字(印字する前に行送り)。
※例 WRITE レコード名 AFTER 4. ⇒ 4行改行後、印字する。

「ALL」とは?

・ALL表意定数、ALL文字定数。
※例 ALL “x”(表意定数) ⇒ 受け項目の全桁に”x”を設定する。

「allocation」とは?

・ファイルや記憶領域をプログラムが使用出来る様に、割り当てること。

「AND」とは?

・論理積。複合条件の組合わせに使用する。

「ASCII」とは?

・情報交換用アメリカ標準コード。アルファベット、数字、記号の128文字を表現できるコード体系。

「BAGLES」とは?

・富士通が金融機関の基幹系システム開発効率化ツールとして開発した。最新版は、Open BAGLES。

「BEFORE」とは?

・行送りする前に印字(印字した後に行送り)。
※例 WRITE レコード名 BEFORE 4. ⇒ 印字後、4行改行する。

「BINARY」とは?

・バイナリ、二進数。0と1で表記される。

「bug」とは?

・プログラム内のエラー(誤りや不良)のこと。
※プログラム内のエラーを取り除く作業を「debug」と言う。

「CALL」とは?

・実行中のプログラムから他のプログラムへ制御を移す。

「CD」とは?

・通信記述項(Communication Description)の略。通信管理システムとCOBOLプログラム間の論理的な連絡領域を定める。入出力のための通信記述項の情報を記述する。

「check-program」とは?

・検査プログラム。他プログラム実行結果の誤りを検出するプログラム。

「CLOSE」とは?

・閉じる。OPEN(開いた)した状態のファイルを使用不可能にする。

「COBOL/S」とは?

・NEC社製品。ACOS用メインフレームのCOBOL言語。

「COBOL2002」とは?

・第4次国際規格のCOBOL。

「COBOL85」とは?

・第3次国際規格のCOBOL。日立製作所製品。パソコン上でも動作するCOBOL。

「CODASYL」とは?

・コダシル、データシステムズ言語協議会。

「coding」とは?

・プログラムを書くこと。

「COMP」とは?

  1.COMPUTATIONALの略。BINARYと同じ。
  2.整数演算を高速で実行する。

「COMP-3」とは?

・COMPUTATIONAL-3の略。1バイトで2桁を表現する。内部10進形式(パック形式)と呼ぶ。

「COMPUTE」とは?

・計算。四則演算(加減乗除)全て使用できる。右辺の算術式の結果を、左辺のデータ項目に収める。

「computer」とは?

・計算機のこと。

「CONTINUE」とは?

・継続。何も操作を行わず、実行する動作がないことを示す。

「control-program」とは?

・コントロールプログラム。主にオペレーターの替わりに、システムの状態等を監視するプログラム。

「CPU」とは?

・中央処理装置。

「dead-lock」とは?

・デッドロック。複数のプログラムが互いに相手の占有しているファイルの解放(ロックの解除)を待ってしまい、処理が停止してしまうこと。

「DELETE」とは?

・削除。ファイルからレコードを論理的に取り除く。

「DEPENDING」とは?

・繰返し回数が複数ある場合に使用する。繰返し回数範囲として最小、最大の整数を設定する。

「desending」とは?

・降順。大きい順から小さい順に並べる。

「DISPLAY」とは?

・表示。少量のデータを出力媒体に表示する。

「DIVISION」とは?

・基本構成、基本部。COBOLプログラムは4つの基本部で構成される。見出し部:IDENTIFICATION DIVISION。環境部:ENVIRONMENT DIVISION。データ部:DATA DIVISION。手続き部:PROCEDURE DIVISION。

「EBCDIC」とは?

・IBM社が策定した、汎用大型コンピュータ用の8bitの文字コード体系。

「ELSE」とは?

・さもなければ。真偽の偽の文の前に記述する。

「EXTEND」とは?

・拡張モードのOPEN。既存の順ファイルの末尾にレコード追加する。

「EXTRNAL」とは?

・外部データ定義。コンパイル単位のプログラム間でデータ、ファイルを共用する時、データ部に定義する。

「FD」とは?

・ファイル記述項。環境部で定義したファイル数分、ファイル記述項を記述する。

「FILE-CONTROL」とは?

・ファイル管理記述項。プログラム内で使用するファイルに名前を付け、そのファイルに関係する情報を指定する。

「FILE-STATUS」とは?

・ファイル状態。入出力動作後の状態が2桁の値で通知される。

「GIVING」とは?

・結果。演算結果の代入先指定。

「hardware」とは?

・コンピュータシステムを構成する機器、装置全般。

「HIGH-VALUE」とは?

・最大値、16進定数(FF)。計算機で使用出来る文字の内、大小順に関して最大の値。

「IF」とは?

・判断。if の後に、条件を記述する。

「INDEX」とは?

・指標。指標データ(表データ)を参照する時、指標で表要素を参照する。

「INITIALIZE」とは?

・初期化。集団項目に指定し、従属する基本項目単位で、空白またはZEROが設定される。

「INPUT」とは?

・ファイルの入力モード、OPENの後に記述する。INPUTでOPENしたファイルはREADでレコードを読み込む。

「INVALID-KEY」とは?

・無効キー。乱呼出(READ)、書換え(REWRITE)、削除(DELETE)と書出し(WRITE)で、無効キーの条件を指定する。

「JCL」とは?

・ジョブ制御言語。OS(オペレーティングシステム)はジョブ制御言語の内容に従って、ジョブを実行する。

「JIS」とは?

・日本工業規格。jisコードは、jisで設定された文字コード。

・object-moduleからload-moduleを作成する。

「linkage-editor」とは?

・連係編集プログラム、linkerとも言う。

「load-module」とは?

・実行可能プログラム。

「LOW-VALUE」とは?

・最小値、16進定数(00)。計算機で使用出来る文字の内、大小順に関して最小の値。NULLと言う場合がある。

「main-program」とは?

・メインプログラム。1つのプログラムを機能単位で分割した時、分割したブログラム(サブプログラム)を制御する。

「MF-COBOL」とは?

・マイクロフォーカス社製品。Open環境で稼動するCOBOL。

「MODE」とは?

・モード。ACCESSと組合せて、ACCESS MODE(呼出方法)で、ファイルの呼出方法を指定する。

「MOVE」とは?

・転記。左辺のデータ項目を右辺のデータ項目へ転記する。

「NEXT」とは?

・次。順呼出しファイルのレコードを読込む時、NEXTを指定する。

「NOT」とは?

・否。論理否定。

「NUMERIC」とは?

・数字。データ項目の内容が数字または符号付きの数字で有るか否かの判定に使用する。

「object-module」とは?

・目的プログラム。

「OCCURS」とは?

・反復。表を定義する時用いる。OCCURSで指定した数値が反復回数を示し、反復された項目を表要素という。

「OPEN」とは?

・開く。CLOSE(閉じた)した状態のファイルを使用可能な状態にする。

「ORGANIZATION」とは?

・編成。ORGANIZATIONの後にSEQUENTIAL(順)、INDEXED(索引づけ)またはRELATIVE(相対)の時、指定する 。

「OS」とは?

・オーエス、オペレーティングシステム。

「OUTPUT」とは?

・ファイルのOPENモード、OPENの後に記述する。OUTPUTでOPENしたファイルに対してWRITEでレコードを書込む。

「PAGE」とは?

・頁。次のページの1行目まで行替えする。

「PERFORM」とは?

・実行。PERFORMは、内部PERFORM と 外部PERFORM の2種類がある。
  内部PERFORM:処理本体が内側に存在する。
  外部PERFORM:特定の処理を1箇所記述し、複数の場所からその処理を実行する。

「PIC」とは?

・項類。データ項目の種類を定義する。基本項目だけに記述できる。

「Power-COBOL」とは?

・富士通社製品。パソコン用COBOL。

「Pro*COBOL」とは?

・Oracle Programmerという製品の中に有るプリコンパイラ。COBOLソース内に埋め込みSQL等を使用している場合、このプリコンパイラを通して、COBOLコンパイラが翻訳できるCOBOLソースを生成する。

「READ」とは?

・読込み。ファイルのレコードを読み込む。

「RECORD KEY」とは?

・索引キー。索引ファイルのFILE-CONTROL段落で記述する。

「REDEFINES」とは?

・再定義。同じ領域を別の名称で定義する。

「RETURN」とは?

・引取り。整列操作中に整列されたレコードを引き取る、または、併合操作中に併合されたレコードを引き取る。

「REWRITE」とは?

・書換え。ファイル中に存在するレコードを論理的に書換える。

「SECTION」とは?

・節。INPUT-OUTPUT SECTION、FILE SECTION、WORKING-STRAGE SECTION等が有る。

「SELECT」とは?

・セレクト。ファイル名を宣言する。

「SET」とは?

・設定。表操作の参照点を定める、外部スイッチの状態を変更する、条件変数の値を変更する場合に使用する。MOVE(転記)とは送り側と受け側が逆になる。

「software」とは?

・コンピュータを動作させるためのプログラム。

「source-program」とは?

・原始プログラム。

「SPACE」とは?

・空白。

「START」とは?

・位置決め。レコードの順呼出を行う前に、呼出しを始める位置を指定する。

「STOP」とは?

・停止。STOP RUNでプログラムを終了させる。

「sub-program」とは?

・サブプログラム。メインプログラム配下のプログラム。

「system-program」とは?

・システムプログラム。主にOS(オペレーティングシステム)のプログラム。

「TEST」とは?

・テスト。テスト指定は、条件判定を処理本体の前で行うか、後で行うかを指定する。

「THEN」とは?

・~であれば。真偽の真に相当する。省略可。

「THRU」とは?

・スルー。RENAME、PERFORM、MERGE、SORTで使用する。

「Unix-COBOL」とは?

・Unix環境で稼動するCOBOLのこと。

「UNTIL」とは?

・~まで。条件を記述し、その条件が成り立つまで、処理を実行させる。

「USE」とは?

・使用。ファイル例外処理、または、報告者作成時に使用する。

「VALUE」とは?

・値。WORKING-STRAGE SECTIONで定義した項目の初期値、及び、条件名に対応する値を定める。

「VARYING」とは?

・ヴァリング。PERFORM文中で条件が成立するまで繰返し処理を行うUNTILと組合せて使用する。

「WIN-COBOL」とは?

・マイクロソフト社製品。Microsoft .NET Framework用のCOBOL。

「WRITE」とは?

・書出し。レコードを出力ファイルへ書出す。

「YPS-COBOL」とは?

・富士通社製品。プログラム構造化表記法の一つである、YACⅡをベースとしたプログラミング言語。YPS(YACⅡ Programming System)。

「ZERO」とは?

・ゼロ、0。

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